令和4年度『皇室献上柿審査会』まで


 八郷の富有柿は昭和30年から皇室に献上され、昭和44年から八郷柿振興協議会を組織する十三塚・マル園・JAやさと柿部会の3組合の持ち回りのなかからおこなわれます。そのなかの選任された3人の生産者によって行われます。(富有柿としての献上は全国で八郷地区だけになります)


11月上旬普段の収穫を進めながら献上柿の厳選が始まります。収穫する量の百分の一の確率で献上柿審査会に出品する柿70個(1生産者)を選ぶための160個を選出していきます。ってことは(^_^;)1万6千個の柿のなかから選びだします!



筑波山麓東部の八郷地区は『にほんの里100選に選ばれた豊な里山環境のなか、山の斜面で育てている為、日中は暖かく盆地でもあるため夜は冷え込むという寒暖差が甘く濃厚な味わいの柿を実らせます。

 選出した柿は収穫11月13日まで厳重警戒!カラスや猪🐗から守ります!収穫まで緊張します(*_*; 今年は不作と害虫害により厳しい条件のなかなので大変です!!


 3件の栽培農家から持ち込まれた柿は合計210個、色・形・傷などの無い重さ:300g±10gに合わせられ厳選された柿。流石に圧巻です!

 厳選された柿のなかから色・形・大きさが抜群のものを生産者3人を含め7名で選びだします、もちろん手には白手袋。ブルームをおとさないよう、柿を落とさないよう緊張!(゚д゚)!



 献上柿が入れられる箱は桐の箱です、ふたの文字も立派に書かれています。聞くところによると制作費用はひと箱15000円だそうです。

 選ばれた柿はフルーツキャップWをつけて2段24個が丁寧に気持ちを込めて箱に入れられました。


 りっぱに詰められました。

リボンが付けられ発送の準備がととのいました。

 皇室献上柿審査会のようす。



 無事終了しました(*^_^*) つくられた柿は、天皇陛下・皇后陛下・秋篠宮皇嗣殿下に3箱の富有柿が献上れます。今年もコロナの影響でヤマト便で送られます。(例年であれば、生産者、組合長、石岡市長などが皇室まで持参しています)また厳選された72個以外の柿は皇居・秋篠宮邸・他に送られます。